Tomcatのインストール
このページは、Java ServletとJavaServer Pagesテクノロジーのリファレンスとして実装された、Servletコンテナとして動作するApache Tomcatのインストール方法をまとめたものです。
私の場合はこの手順でFedora Core 4にインストールして使っています。
・ apache-tomcat-5.5.12のインストール手順:
注1)
バイナリ ディストリビューションにはcore, deployer, embeddedなど、いくつかの種類がありますが、ここではベース ディストリビューションであるcoreをダウンロードします。
注2)ダウンロードするファイル形式はzip, tar.gzなど色々の種類があります。
ここではtar.gzの例を説明します。
2. ダウンロードしたファイル apache-tomcat-5.5.12.tar.gz を解凍、展開します。
# tar zxvf apache-tomcat-5.5.12.tar.gz
この結果、ディレクトリapache-tomcat-5.5.12が作られ、その下にファイルが展開されます。
これでインストールは完了です。
・ Tomcatの環境設定:
Tomcatを起動する場合、環境変数JAVA_HOME,CATALINA_HOME,PATHを次のように設定します。
注)ここではJavaが/usr/java/jdk1.5.0_05ディレクトリに、Tomcatが/usr/local/apache-tomcat-5.5.12ディレクトリにインストールされている例として説明します。
JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.5.0_05
CATALINA_HOME=/usr/local/apache-tomcat-5.5.12
PATH=$JAVA_HOME/bin:$CATALINA_HOME/bin:$PATH
export JAVA_HOME CATALINA_HOME PATH
上記4行の設定を$HOME/.bash_profileに記述しておくと、ログイン時に自動的に設定されるので便利です。
・ Tomcatの起動:
Tomcatの起動と停止のコマンドは$CATALINA_HOME/binにあります。起動と停止はそれぞれ次のコマンドで行ないます。
起動 startup.sh
停止 shutdown.sh
Tomcatインストール時のデフォルトの設定は次のようになっています。
ドキュメントルート:
$CATALINA_HOME/webapps/ROOT
ポート番号: 8080
Tomcatを起動した後、ブラウザのURLに次のように指定することによりドキュメントルートにアクセスできます。
http://ホスト名:8080
ドキュメントルートには、Tomcatの関連ドキュメントやJSP,Servletのサンプルプログラムが置かれているので参考になります。
(記 2005年11月13日)