gthumbは画像のビューワとし
て、サムネイルによる画像の閲覧ができて使いやすい。
さらに、gthumbはサムネイルによる画像の一覧をhtmlファイルとして生成し、サムネイルのクリックでオリジナルの画像を表示するように設定してく
れるので、ホームページなどで公開する時に便利である。
私のホームページの写真アルバムは 古いものはRedHat9上でgthumbを使って、新しいものはFedora Core 4上でgthumbを使って作成した。
1) 起動
gthumbの起動画面の例
2) 画像の閲覧
ウインドウの右側の領域のサムネイ
ルをダブルクリックすると、もとの画像が表示される。
そのあとは矢印ボタンで前進、後退ができる。一覧に戻るにはフォルダボタンを押せばよい。
注) 画像を見るだけなら、nautilusファイルマネージャでもよい。こちらは設定によりサムネイルのシングルクリックで、も との画像が表示される点が便利だ。
3) アルバムの作り方の例
1. アルバムにする画像ファイルを適当なディレクトリの下に置き、ウインドウの左上の領域のフォルダリストをクリックしてそのディレクトリに移動する。そうす るとウインドウの右側の領域にファイルのイメージが表示される。
2. [編集]メニューから[すべてを選択]を選び、イメージファイルをすべて選択する。
3.
[ツール]メニューから[画像の目録の作成]を選択、実行する。
なお、この作業の前に、[名前の一括変更]を選び、イメージファイル名の番号付けを変更することもできる。
注) [ツール]メニューから[画像の目録の作成]ではなく、[Webアルバムの作成]を選択、実行す る手もある。こうすると矢印キーが付いて、画像を順番に進めたり後戻りもできるなど、さらに本格的なアルバムができる。
4. この結果、サムネイルを格納したjpegファイル001.jpegと、このjpegファイルを含む001.htmlファイルが生成される。
注) 001.html は [HTML画像マップを生成する] にチェックを入れた時にできる。
生成されるjpegファイルには最
大12個までのサムネイルが格納される。ファイルの個数がそれより多い場合は、002.jpeg,
002.htmlのように複数のファイルが自動的に番号付けされて生成される。
5.
生成されたhtmlファイルの中のサムネイルをクリックすると、元のファイルが表示される。
もし、元ファイルを表示したくなければ、htmlファイルを編集してリンクの行を削除すればよい。
Fedora Core
4の場合、htmlファイルの編集はNvuをダウンロードして使うか、MozillaのComposerを利用すると手軽にできる。
4) gthumbのその他の機能
他には画像のサイズ変更、回転、 フォーマットの変換など、編集機能もあるし、また画像の並べ換えやスライドショーなどビューワとして便利な機能もある。
(更新 2005年11月5日)