2007/8/29 水曜日

将棋部例会 - 2007年7月21日 - (その2)

Filed under: 将棋部 -例会- — rotake @ 2:49:53

今回はNさんのつながりで、コンピュータ将棋「うさぴょん」の作者である池泰弘さんの特別参加がありました。

最初Nさんから池さんの参加の話を聞いた時、私はコンピュータ将棋にはかなり興味があったので、過去にコンピュータ将棋選手権で実績をあげているうさぴょん(私も既に名前は知っていた)の作者に会えるということで、とても楽しみにしていました。

例会幹事のIさんにその話をしたら、うさぴょんて何?、なんかの動物を連れて来るの?と言われました。例会の後の食事会の時に、うさぴょんの名前の由来を尋ねたら、池さんの奥様が命名したとのことでした。なるほど。確かに、男ではこんな可愛らしい名前は思いつかないでしょう。

(私は30年くらい前にシャープが初めて一般の個人向けに出したMZ80KというPCでBasicで将棋プログラムを、10数年前には SunWorkstation上でSunViewで囲碁のネットワーク対局プログラムを、ほんの遊びで自分で作ったりしていました。その時のBasicの将棋プログラムは3手先を読むのに20分くらかかってしまい、実質使えなかったのですが。自分が書いたプログラム -すごく初歩的なものでしたが- と対局しているのに、まるでコンピュータの中に人間が入っているような気がしてなかなか面白かった。)

池さんご自身は将棋を指すのは久々とのことで、指している雰囲気はなかなか強そうな感じがしたのですが、後で聞いたら中倉彰子女流に6枚落ちで負けたとのこと、ちょっと意外でした。
うさぴょんの方がはるかに強い。
強いコンピュータ将棋を作るには、将棋の強さはほとんど関係なくて、純粋にプログラミング技術の問題なのでしょう。
池さんはあるプロ棋士の将棋の指し方について書かれた本の内容を、そのまま忠実にプログラムにしているとのこと。他にも、どの局面になったら評価するかとか、何手先まで読むのかとか、わかりやすく説明してくれて、とても興味深かった。

(例会には元ゲームプログラマーで今はカーネルハッカーのS君も初めて参加してくれましたが、S君にもぜひ将棋プログラムに挑戦して欲しいものです。S君はほとんど駒の動かし方しか知らないようなのですが、でも1局指して駒落ちとはいえ勝っていたのには驚きました。)

池さんはわざわざ、うさぴょんを入れたノートPCを持ってきてくれて、動かしながら説明してくれました。うさぴょんの話をする時の池さんは本当に無邪気で楽しそうで、私は池さんをとてもうらやましく感じました。

池さんはうさぴょんのバイナリの他にも、コンピュータ将棋の教材として「れさぴょん」という将棋プログラムのソースコードを公開したり、「コンピュータ将棋のアルゴリズム(I・O BOOKS)」、「Java将棋のアルゴリズム(I・O BOOKS)」と、本も2冊書かれています。

参考:
以下のサイトからうさぴょんのバイナリや、れさぴょんのソースがダウンロードできます。

[ うさぴょん usapyon ]
http://homepage1.nifty.com/Ike/usapyon/

[ れさぴょん lesserpyon ]
http://homepage1.nifty.com/Ike/lesserpyon/

以下に池さんの将棋ソフトについての考え方が、わかりやすい文章で書かれています。

http://homepage1.nifty.com/Ike/usapyon/20030806.html

以下、池さんの将棋プログラムと囲碁プログラムの開発日記の掲載されたサイトです。

[「うさぴょん」「ねこにゃ」開発日記 ]
http://usapyon.cocolog-nifty.com/

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