Qt SDK/Nokia Qt SDKを使う(1)

前回の記事に書いた棋譜管理ソフトmugoで使われていたQtライブラリに興味を持ち、Qtの開発環境 Qt SDKについてネットで調べたり、少し動かしたりしてみました。

   http://ja.wikipedia.org/wiki/Qt

mugoのソースコード中のUI定義ファイルの1つをQtDesignerで読み取った画面:

mugoのソースコードをコンパイルした画面:

QtについてはLinuxの統合デスクトップ環境であるGNOMEとKDEのうち、KDEアプリケーションのツールキットとして使われてる、ということ位しか、これまで私は知らなかった。

  *GNOMEアプリケーションのツールキットはGTK+
   http://ja.wikipedia.org/wiki/GTK

Qt SDKとNokia Qt SDKをCentOS5.5にインストールして使ってみたところ、プロジェクトのターゲット(生成するアプリケーション)の種類を選択する画面で、次の3つのターゲットが選択可能でした。

 ・Qt SDK => Desktop(Linux)
 ・Nokia Qt SDK => Maemo, Qt Simulator

MS Windows版のNokia Qt SDKでは以下の図ように、Symbianもターゲットとしてサポートされているようです。

  

Qtのサイト http://qt.nokia.com/ には次のように書かれています。

Write code once to target multiple platforms

Qt allows you to write advanced applications and UIs once, and deploy them across desktop and embedded operating systems without rewriting the source code saving time and development cost.

Nokia Qt SDKのサイト http://www.forum.nokia.com/Develop/Qt/ には次のように書かれています。

* A Framework for cross-platform app development.
* Start mobile development today with the Nokia Qt SDK.
* Build for Symbian, Maemo, and — in the future — MeeGo devices.

ターゲットに依存するAPIもあるのではないかと思うのですが、非依存のコードであれば、1種類のコードですべてのターゲットを生成できることになる。
これはすごい!

囲碁棋譜管理ソフトmugoにはLinux, MacOS, MS Winodwsと3種類もの版があるのもQt SDKを使って開発した利点なのでしょう。

注)
私はQt SDK/Nokia Qt SDKをCentOS5.5にインストールして試しているのですが、この場合はfontconfig-2.8.0.tar.gzをインストールする必要がありました。

  http://fontconfig.org/release/